校長より


  令和 6年 4月吉日

櫛形中学校のホームページを訪ねていただき、ありがとうございます。

 櫛形中学校は、昭和31年に「小笠原中」「榊中」「峡西中(旧野之瀬中)」を統合し、「櫛形中学校」として開校し、昭和38年に「豊中」が加わり、現在69年目の歴史を数える学校です。令和6年度は、生徒数477名、学級数19学級、通級指導教室1教室、教職員数49名で、南アルプス市内の中学校では、最も大きな規模となっております。

 本校の校訓は、旧櫛形町出身で東京タワーの設計でも有名な「内藤多仲 博士」からいただいた言葉、「高登彼岸」(こうとうひがん)を掲げております。この言葉は、「高く彼岸に登る」つまり、「高い理想の境地を目指し、その目的地に登りつくよう懸命の努力を惜しまない」という意味です。また、校訓を身近に意識できるよう「Aim High~高みを目指せ!」を合言葉にしており、櫛形中の生徒たちは校訓の教えの通り、高い目標や理想をもち、日々地道に努力を積み重ねております。

 本校の教育目標は、「確かな学力・豊かな心・健やかな体」が柱であり、知徳体のバランスを重視し、地域に開かれた教育課程を実施することで、「生きる力」の育成に努めております。更に、櫛形中学区(4小学校と本校)では、令和4年度から「小中一貫校」として連携し、義務教育9年間を通して児童・生徒を育てていくことを目指した取組を行っています。「櫛形から、世界に羽ばたき未来を拓くあやめっこ」の統一した目標を掲げ、新たなる一歩を踏み出しました。

 生徒会活動では、部活動が大きな柱となっています。運動部・文化部ともに多くの部が、県下でも有数の成績を残しており、毎年複数の部活動が、関東大会・全国大会に駒を進めています。中でも駅伝部は、平成23年度全国中学校駅伝大会において、男子が本校部活動初の日本一を成し遂げました。また、歌い継いで35年目を迎える全校合唱のハレルヤコーラスは、毎年卒業式、入学式、学園祭などの行事で発表する伝統的な取組であり、卒業生や地域の皆さんからも愛される本校の代名詞となっています。

 令和6年度の櫛形中は、「学び合い響き合い誇れる学校」の創造を期し、また校訓「高登彼岸」「Aim High」に「With感謝・尊敬」を付加し、対話や関わり合いを軸にした人間関係作りを授業や諸活動で積極的に実践することにより、学校教育目標等の具現化とともに、生徒も保護者も地域の方々も誰もが誇れる学校を目指し、全校一丸となって邁進してまいります。

 

           令和 6年 4月 9日  校長   笹本 忠彦